謡曲予習用、電子本棚
なるべく、本は電子化するようにしている。
自炊サービスなど使うと1冊100円程度でスキャンしてくれる。
いつもお願いする業者さん
電子書籍本家
うちは狭いし、性格的にモノが多いのが苦手であるためだ。
あと、趣味だからこそ辞書のように使う頻度が高い。
600ページ近くある重たい本も
この通りスッキリである。
いつでも気楽に調べられてほんとうに便利なので、
同じようなご趣味の方に、このやりかたはおすすめです。
能の仕舞を習っている私としては、課題曲が決まると、
1、「マンガ能百番」 でざっくりあらすじを把握し
2、「日本古典文学集 謡曲集(小学館)」で、昔ことばを現代語に変換しつつ予習。
これに載っていない場合に頼りになるのが「謡曲大観」で、大抵のものはちゃんとある。
3、謡本や型附本で謡を暗譜+先生のビデオ観ながら動きを覚える
(言葉=動き、で覚えること、とのこと。by能のお師匠)
そうすると、比較的早く仕舞が覚えられる。遠回りなようで、近道である。
言葉の意味がわからないと頭に入ってこないので、現代語訳本、掛け言葉や背景の解説はすごくすごく助かるし、面白い。言葉が入れ子になっていて(箱の中にまた箱がある)密度がとても濃い。無駄な言葉が無いように作られていて、気持ちがよい。日本語はとても美しいことばなのだ、と思う。
そんなことも、いったん分解され解説されないとやはり中世の人でない私にはわからないので(単に教養が足りないのかもしれないが)これらの本たちには、とっても助けられている。頻度が高いので辞書的ではあるが愛読書レベルである。
なのでズッシリ重たいと困るので、電子化はおすすめ。
デバイスはipadがいいと思う。
アプリはsidebooksが普通のPDF文書でも取り込めて便利かと。あまりいろいろ比較していないけど今のところ不便さがないので。