okyom2's diary

シンプルな生活スタイルや忙しさに負けない身体メンテをストイックに追求しつつ、人生たのしんでいます。東京・中央区日本橋エリアに主に出没。屈折気味なのが玉にキズ(笑)

その人のほしいもの

人の顔色をうかがう、子供のころからの癖のおかげで

かなり、相手の欲しいものや考えのプロセスがわかるようになった。

幼少のころは、結構、サバイバルな環境だったので
願いは「エスパーになって相手の心が読めたらいいのに」だった。
コミュニケーション能力が欠けている部分も大いにあったので
相手の表情や言葉をいちいち覚えておいて、
引き出しにしまうように、人の反応パターンを蓄積させていた。

と書くと大層なことに聞こえるが、
そもそもマイナス地点からのスタートなので
30歳過ぎるころまでは人間関係はまともとは言えない感じだった。

欠けた性格のくせに、ずっと営業職をしており
対人の経験値の蓄積は進み、おかげで今がある。
よほど自分でも修行っぽいものが好きなのかと思う。

そのスキルは今の仕事に格別、役に立っており、
(不動産賃貸仲介)
だいたいその人の住みたいお部屋のイメージ、
欲しい条件が、場合によっては本人より明確にわかる時が多い。

あるお客様に
「頭の中を覗かれているようだ」

と感想をいただいたことがある。

営業マン冥利に尽きると思う。嬉しい言葉。
たいていのお客様は、自分の欲しいものがわかっていないのだ。


その洞察力も、仕事、というステージではよくても、
プライベートな人間関係には威力をあまり発揮できない。

そっち方面のストックがまだまだ少ないのだ。
経験値とは、行動パターンや思考パターンの蓄積だと思う。


パワハラにやイジメに立ち向かったり、
戦う方のは蓄積があるけれど、
仲良くする方のが、引き出しがうんと少なくて、
我ながらほんとうにこまる。

今日なんか2年ぶりに再び、
私からお部屋を借りてくれたお客様に、
「素敵になったね。今度ごはん行こう!」と
嬉し過ぎるお誘いを受けても、
言動はうらはら、硬直モードである。orz

経験値ストックが少ないから仕方ないです、ゴメン!
と内心謝ってもしょうもない。

蓄積が足りないなら、思考を総動員である。
ここで役に立たずして、一体、いつ役に立つんだ?!年の功!

その人のほしいものに、
ちゃんと真っ直ぐ返せるようありたい。

それはその人の顔色をうかがい合わせるんではなくて。
相手の投げたボールを自分の感情の中をくぐって返す時、
今までの踏襲パターン(お仕事モードリターンとか)で
変に捻じ曲げるんじゃなくて、素直に返す、ということで。

そのためには、舞いあがった気持ちを
いったん、グッと腹に戻し込んで、
落ち着いて相手を見なきゃいけないな、って思う。
軸をしっかり持っていこう。


まだまだ修行が足りぬのう。。