夜の千鳥ヶ淵、乾門の桜
ここのところ良いお天気が続いている。
自転車通勤を去年夏から始めてかれこれ8か月になる。
(もちろん晴れの日限定)
皇居北ルートは季節折々、目に楽しくあまり苦にならず続いている。
いよいよ春、桜の季節となってきた。
昨日は、竹橋の交差点でわたり損ねて北側の歩道を走る。国立公文書館を過ぎ、乾門。乾門警察発出所の前の桜はこれだけいちはやく満開だ。品種的に寒さに強いからか、陽当りが特別良いのか。
首都高代官町入口を過ぎ、なんとなく後ろ、大手町に向かって振り返ってみる。
丸の内のビル街が燦然と輝いている。
iphoneで撮った写真だとその美しさが伝わらないと思うけど、見とれるほど綺麗だ。写真右手中央の冠みたいな光はペニンシュラホテルのようにみえる。だとしたら、ずいぶん遠くまで見晴らせるもんだ。
急にのんびりした気分になり、自転車を引いて辺りをじっくり見てみる。前方右手をみれば、千鳥ヶ淵、国立近代美術館の工芸館。煉瓦造の明治っぽい建物にお壕の水面がよく映える。
手前には首都高の車のランプが川みたいに流れていて、これはこれできれいだ。
目を真っ直ぐ帰路に向ければ街路樹の桜並木。
既に咲いている木もチラチラ。
まだまだ日陰はつぼみだけど、だんだんと開いてゆくんだろうね。
夜21時頃のことだけど、結構夜遅くまでランナーさんがガンガン走っているし、警備の警察官さんが一定区間いてくれるのでそれほど夜道も怖くない。
千鳥ヶ淵の堤の散歩道には松も植えられていて気持ちよさそうだ。
朝は犬の散歩している人もいるし、カップルでぶらぶら歩きしているもの見かける。私はガツガツ毎日自転車で走っているけど、のんびり景色を楽しみながらの散策はさぞかし良いだろうと思う。
いつか、誰かと仲良く散策できたらいいなぁと、夫婦仲良くわんちゃんの散歩なんかしている自分を妄想したりする。
ゆったりと散策する理由がほしくて犬を飼い始める人がいるんじゃないかと思うほど。素敵な場所なのであった。